【夏の星座のお話し「天秤座」俳句記念日より】
おはようございます。
俳句作家の上野貴子です。
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今日は夏の夜空を彩る
星座のお話し第5話です。
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夏の星座にはさまざまな名前が
付いていますが
今日はその中で
天秤座のお話しをしましょう。
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重さをはかる
天秤の形をした「てんびん座」は
「おとめ座」と「さそり座」の間にあります。
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古代の人は秋分のころに
この星が輝いて見えるので
昼と夜とが半々なところから
てんびん座と呼んでいたといいます。
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ギリシャ神話では
神々の王ゼウスと巨大タイタン族の女神テウス
二人の間に生まれたのが
正義の女神アストラニアです。
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この頃地上では「金」の時代でした。
世の中は「金」「銀」「銅」の時代があるとされ
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しかし、時代は次第に「銀」の時代となり
貧富の差が生まれ争いが始まりました
そこで女神アストラニアは天秤を使い
人々に平等に穀物を分け与えたと云います。
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しかしやがて「銅」の時代が来て
人々は争い
殺し合うようになってしまいます。
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そこでは神々は生きられないと
天上へ戻り
女神は「おとめ座」となり
正義をはかった天秤は「てんびん座」
となって夜空に
輝き続けていると云います。
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人の世の移り変わりを諭した
悲しいギリシャ神話ですね。
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